活動報告とプロジェクト延長のお知らせ(2020年8月12日)

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残暑お見舞い申し上げます。
日本各地を襲った豪雨災害の後、猛暑が続いています。また新型コロナウイルスへの警戒が長期化する中、皆様におかれましては、大変な日常をお送りのこととお察し致します。
「北朝鮮帰国者の記憶を記録する会」事務局より、2019年度の活動報告と、2020年以降の活動期間延長のお知らせです。

●2019年~2020年上半期活動概要

目標は、2020年末までに50名の脱北帰国者からの詳細な聞き取りです。2020年3月末までに実施したインタビューは、大阪8名、東京3名、韓国10名です。これと2019年以前に実施した6名を合わせた27名のインタビューがいったん終了しました(整理の段階で追加インタビューが必要になるかと思います)。この他に、帰国者二世1名、帰国事業が始まった当時の事情を知る89歳の在日朝鮮人1名の聞き取りを実施しました。インタビュー音声の文字起こし作業はほぼ終了しております。インタビュー対象の日本の出身地は、大阪、広島、岐阜、東京、石川、青森、兵庫、福井、岩手、山口、福岡、岡山、鳥取、愛知などです。残念ながら、2019年中にインタビューを予定していた韓国在住の脱北帰国者お二人が亡くなられてしまいました。

2019年
・3月 東京にて賛同人と学術アドバイザー、脱北帰国者4人を招いて事業説明の懇談会。25名が参加。
・5~6月 NHKがETV特集とBSスペシャルで帰国事業の番組放映。当会も全面協力。
・5月~7月 クラウドファンディングで2,141,000円の寄付が集まる(手数料除き1,747,913)。
・7月 聞き取り対象のリサーチと取りまとめのため東京と韓国ソウルに聞き取り事務局を設置。
・8月 大阪にて脱北帰国者6名と聞き取り事業の説明会と交流会開催。
・11月 帰国事業開始60年にあたり、シンポジウムを大阪と東京で開催。
13日 大阪:脱北者のキム・ジュソンさん、榊原洋子さんが登壇。110人参加。
17日 東京:脱北者のキム・ルンシルさん、リ・チャンソンさん、石川学さんが登壇。90人が参加。

2020年
1月 日韓豪の研究者を交えて研究会を開催。
3月初旬で、コロナウイルス流行のため、韓国出張、日本国内での聞き取り調査を一時中断。
3、6月に社団法人の総会を開催。

●新型コロナウイルスのため活動期間を延長します

当初は2020年末までに計50人の聞き取りをし、2021年末までに記録集を刊行する予定でおりましたが、新型コロナウイルス流行拡大の影響で、3月からインタビュー作業を中断しておりました。調査対象者に高齢の方が多く対面調査を控えなければならないことと、航空便がほぼ途絶えてしまい、韓国に行けなくなってしまったためです。当会にとっても打撃は小さくありません。

「記録する会」内部での検討を経て、感染対策を十分に取ったうえで、少人数のミーティング、対面インタビューを再開することにいたしま。ただ、これまで約半年の活動中断を余儀なくされたことと、新型コロナウイルスの流行が当分続くと思われることに鑑み、当初の活動計画を次のように変更することにしました。
・聞き取り調査の完了時期を2020年末から、半年から1年延期して2021年6~12月とする。
・記録集の刊行時期を2021年末から、2022年末までと変更する。

●帰国事業に関連する資料をご提供ください!

当会では記録集と資料アーカイブを価値あるものにするため資料を収集しています。帰国者の北朝鮮での暮らしぶりがわかる写真・映像・音声などをお持ちでしたら、ぜひご提供ください。秘密厳守で個別に連絡させていただきます。公開の可否については、ご意向に従います。当会より直接うかがうことも可能です。下記にご連絡いただけましたら幸いです。

メール  電子メール 1959@kikokusya.org
電話/FAX 06ー6373ー2444